鹿児島の一人旅は自然も文化も歴史もわくわくさせられた
2013.12.24〜26 鹿児島を一人旅した。
鹿児島空港について、本当は嘉例川駅と霧島神社に行きたかったが、インターネットで調べた限りでは交通手段はタクシーだけらしい。
「いくらかかるかしら。」と空港外の足湯につかりながらタクシー乗り場をちらりちらり。
足湯につかりながら、考えた末今回はあきらめた。
シェアハウスというのがあるけど、タクシーもシェアタクシーがあったら、一人旅にとっては嬉しい。
(レストランで順番待ちをするときのような)ボードに名前を書いて待ってると、「愛知からお越しの●●さん。」とか呼ばれると知らぬ者同士が「よろしくお願いします。」といいながらタクシーに乗り込んで行く。
料金は一人よりぐんと安くなる…。なんてことが実現できたら…。
結局、嘉例川、霧島神社方面はあきらめて、鹿児島市内行きの高速バスに乗り込み、市内から桜島へと向かう。
桜島行きフェリーは頻繁に出ていること、割と豪華だということ、フェリー内のうどんがおいしいことなど紹介されていたけど、どれも本当かなと確かめる気持ちで乗船する。
ソファーに座ってゆったり桜島を眺めていると、煙がじょじょに立ち上るのが見えた。
噴火!ディズニーシーの偽物火山が大好きな私が、生まれて初めて本物を見る。
噴火はまるでショーでも見ているようで、童心にかえって喜ぶ。
何回も何回もカメラのシャッターを押す。
そうそう教えてあげなきゃと、携帯電話を取り出して「噴火したよ。」とメールを送る。
ありがとう、桜島、来たかいがあった。
夜は中央駅ショッピング街をぶらぶらと歩く。おみやげになにがいいかな、「かるかん」「黒酢」「さつまあげ」「焼酎」あたりかなと見て回る。
かるかんの試食をする。
ときどきスーパーで、九州物産展が行われるけど、そこで買うかるかんと比べると、さすが本場は違う。
ぱさぱさしていない、柔らかさがある。
けれど、帰りの荷物で苦労したくないという思いと「5,250円以上お買い上げで送料無料です。」という店員さんの言葉につられ、結局おみやげは…薩摩揚げに決定した。
翌日、「指宿のたまて箱」号に乗る。切符は、桜島側カウンター席を頼む。
駅員さんのおかげで窓枠のないよい席をとってもらえた。出発!
車窓を楽しんでいると、通りすぎようとしているある駅の改札口の前で、正装した駅員さんがいぶたま号に深々とお辞儀をしてくれているのに気づく。
あっという間だったが、たしかにいぶたまに向かってのお辞儀としか考えられない。
路線沿いの工事中の人たちも仕事の手を休め、照れくさそうに片手をふってくれている。
「…。いぶたまにふってくれているのよね。他に誰か…心当たりの人いる?」なんて思いながら車内をちらっと見てしまった。
馬鹿だねぇ、私、やっぱりいぶたまにふってくれているのよ!
このできごと、思い出すたびに嬉しくなる。
一瞬だが、温かさを感じる。
「電車の旅っていい、鹿児島っていいっ。」と、私のテンションは高まっていた。
知覧へ行く。
特攻平和会館では遺影、手紙、絶筆を拝む気持ちで拝見した。
特攻隊員、家族、見送る人びとの悲しみなどをあらためて心に刻んだ。
指宿、知覧、鹿屋から沖縄南方へと戦闘機が飛び立っていたことも知った。
戦争についてまだまだ未知な自分が恥ずかしく思うと同時に、平和な日本がいつまでも続いていくことを願った。
知覧の武家屋敷分を歩く。
石垣と生け垣の連なりや公開されている庭園の美しいこと。
お武家様と呼ばれる人びとがすぐそこの角から姿を現わすのではないかしらと思えてくるような遠い昔にタイムスリップしたような雰囲気もここにはある。
そんな風情を楽しみつつゆったりと石畳を歩く。
そういえば、鹿児島に来て、せかせか歩く人ってあまりみ泣けなかったような気がする。
中央駅で、私、少々イライラして何人か抜かして抜かして歩いたっけな。
ああ、私もっとゆったり生きなきゃ。
中央駅に帰る予定を変更して、開聞岳を見に行くことにする。
路線バスに乗って指宿にでる。
指宿駅の観光案内所で開聞岳を見に行きたいことを伝えると、長崎鼻に行くときれいに見えると教えてくださった。
バスの時刻も教えてもらって、1,000円で乗り降り自由の切符も買えた。
優しい口調での親切な案内がうれしい。
長崎鼻に着いたときは17時近く。
降りるときにバスの運転手さんが、「帰りの時刻、遅れないようにね。」と声をかけてくださった。
運転手さんの気遣いに感謝。
長崎鼻では、あっはは、なんと、私しかいない。大急ぎで坂を走り下る。
私一人で見る開聞岳。
さすが薩摩富士の名のとおり、悠々とした姿だ。しっかりと心に焼き付けた。
帰りのバスの時刻が近づいてきた。
今度は坂道を駆け上り、バス停に向かう。
短い時間だだったが、満足、満足。
三日目。
定期観光バスに乗って、市内の史跡を回る。バスガイドさんのおかげで、鹿児島の歴史を楽しく学ぶことができた。
一人旅は最高と言いつつも、やはりガイドさんの力を借りることで旅は何倍も楽しくなる。
西南戦争の弾丸後や、南洲墓地、西郷隆盛、大久保利通、「ほら左手、まもなく見えますよ。」という言葉に、神経を集中して窓の外追った。
仙巌園では、庭園や別邸の説明を聞いてますます鹿児島文化のスケールの大きいこと、たくましさに驚く。
360度ぐるりと見回して「すごい。すごい。」の言葉が尽きることなくとびでた。
今回初めての鹿児島の旅、とにかく楽しかった。鹿児島は自然も文化も歴史もみなわくわくさせられた。
また鹿児島行きたいです!きっと行きます。
次回は、定期観光バスに乗って桜島を一周するつもり。
それからシティビューに乗って、維新ふるさと館、石橋記念公園、仙巌園、異人館と巡りたい。
その後、高速船に乗って屋久島か種子島にも向かいたい。
嘉例川と霧島は行くかな、行かないかな、また、迷ったりして…(笑)
鹿児島空港について、本当は嘉例川駅と霧島神社に行きたかったが、インターネットで調べた限りでは交通手段はタクシーだけらしい。
「いくらかかるかしら。」と空港外の足湯につかりながらタクシー乗り場をちらりちらり。
足湯につかりながら、考えた末今回はあきらめた。
シェアハウスというのがあるけど、タクシーもシェアタクシーがあったら、一人旅にとっては嬉しい。
(レストランで順番待ちをするときのような)ボードに名前を書いて待ってると、「愛知からお越しの●●さん。」とか呼ばれると知らぬ者同士が「よろしくお願いします。」といいながらタクシーに乗り込んで行く。
料金は一人よりぐんと安くなる…。なんてことが実現できたら…。
結局、嘉例川、霧島神社方面はあきらめて、鹿児島市内行きの高速バスに乗り込み、市内から桜島へと向かう。
桜島行きフェリーは頻繁に出ていること、割と豪華だということ、フェリー内のうどんがおいしいことなど紹介されていたけど、どれも本当かなと確かめる気持ちで乗船する。
ソファーに座ってゆったり桜島を眺めていると、煙がじょじょに立ち上るのが見えた。
噴火!ディズニーシーの偽物火山が大好きな私が、生まれて初めて本物を見る。
噴火はまるでショーでも見ているようで、童心にかえって喜ぶ。
何回も何回もカメラのシャッターを押す。
そうそう教えてあげなきゃと、携帯電話を取り出して「噴火したよ。」とメールを送る。
ありがとう、桜島、来たかいがあった。
夜は中央駅ショッピング街をぶらぶらと歩く。おみやげになにがいいかな、「かるかん」「黒酢」「さつまあげ」「焼酎」あたりかなと見て回る。
かるかんの試食をする。
ときどきスーパーで、九州物産展が行われるけど、そこで買うかるかんと比べると、さすが本場は違う。
ぱさぱさしていない、柔らかさがある。
けれど、帰りの荷物で苦労したくないという思いと「5,250円以上お買い上げで送料無料です。」という店員さんの言葉につられ、結局おみやげは…薩摩揚げに決定した。
翌日、「指宿のたまて箱」号に乗る。切符は、桜島側カウンター席を頼む。
駅員さんのおかげで窓枠のないよい席をとってもらえた。出発!
車窓を楽しんでいると、通りすぎようとしているある駅の改札口の前で、正装した駅員さんがいぶたま号に深々とお辞儀をしてくれているのに気づく。
あっという間だったが、たしかにいぶたまに向かってのお辞儀としか考えられない。
路線沿いの工事中の人たちも仕事の手を休め、照れくさそうに片手をふってくれている。
「…。いぶたまにふってくれているのよね。他に誰か…心当たりの人いる?」なんて思いながら車内をちらっと見てしまった。
馬鹿だねぇ、私、やっぱりいぶたまにふってくれているのよ!
このできごと、思い出すたびに嬉しくなる。
一瞬だが、温かさを感じる。
「電車の旅っていい、鹿児島っていいっ。」と、私のテンションは高まっていた。
知覧へ行く。
特攻平和会館では遺影、手紙、絶筆を拝む気持ちで拝見した。
特攻隊員、家族、見送る人びとの悲しみなどをあらためて心に刻んだ。
指宿、知覧、鹿屋から沖縄南方へと戦闘機が飛び立っていたことも知った。
戦争についてまだまだ未知な自分が恥ずかしく思うと同時に、平和な日本がいつまでも続いていくことを願った。
知覧の武家屋敷分を歩く。
石垣と生け垣の連なりや公開されている庭園の美しいこと。
お武家様と呼ばれる人びとがすぐそこの角から姿を現わすのではないかしらと思えてくるような遠い昔にタイムスリップしたような雰囲気もここにはある。
そんな風情を楽しみつつゆったりと石畳を歩く。
そういえば、鹿児島に来て、せかせか歩く人ってあまりみ泣けなかったような気がする。
中央駅で、私、少々イライラして何人か抜かして抜かして歩いたっけな。
ああ、私もっとゆったり生きなきゃ。
中央駅に帰る予定を変更して、開聞岳を見に行くことにする。
路線バスに乗って指宿にでる。
指宿駅の観光案内所で開聞岳を見に行きたいことを伝えると、長崎鼻に行くときれいに見えると教えてくださった。
バスの時刻も教えてもらって、1,000円で乗り降り自由の切符も買えた。
優しい口調での親切な案内がうれしい。
長崎鼻に着いたときは17時近く。
降りるときにバスの運転手さんが、「帰りの時刻、遅れないようにね。」と声をかけてくださった。
運転手さんの気遣いに感謝。
長崎鼻では、あっはは、なんと、私しかいない。大急ぎで坂を走り下る。
私一人で見る開聞岳。
さすが薩摩富士の名のとおり、悠々とした姿だ。しっかりと心に焼き付けた。
帰りのバスの時刻が近づいてきた。
今度は坂道を駆け上り、バス停に向かう。
短い時間だだったが、満足、満足。
三日目。
定期観光バスに乗って、市内の史跡を回る。バスガイドさんのおかげで、鹿児島の歴史を楽しく学ぶことができた。
一人旅は最高と言いつつも、やはりガイドさんの力を借りることで旅は何倍も楽しくなる。
西南戦争の弾丸後や、南洲墓地、西郷隆盛、大久保利通、「ほら左手、まもなく見えますよ。」という言葉に、神経を集中して窓の外追った。
仙巌園では、庭園や別邸の説明を聞いてますます鹿児島文化のスケールの大きいこと、たくましさに驚く。
360度ぐるりと見回して「すごい。すごい。」の言葉が尽きることなくとびでた。
今回初めての鹿児島の旅、とにかく楽しかった。鹿児島は自然も文化も歴史もみなわくわくさせられた。
また鹿児島行きたいです!きっと行きます。
次回は、定期観光バスに乗って桜島を一周するつもり。
それからシティビューに乗って、維新ふるさと館、石橋記念公園、仙巌園、異人館と巡りたい。
その後、高速船に乗って屋久島か種子島にも向かいたい。
嘉例川と霧島は行くかな、行かないかな、また、迷ったりして…(笑)
0コメント